3日目
予報通り朝から雨が降っていたのでカッパを着込んで7時に再始動。滞在4時間、睡眠3時間。もっと睡眠時間を削れば良かったかもしれないけど回復とデッドラインのギリギリのところを攻めた。次のpcは鳥羽の754km、closeは14:29なので、7時間半で135kmだ。鳥羽近くは追い風予報なので足が動けば間に合うはず。。
この辺りはリアス式海岸なので細かいアップダウン、トンネルが連続する。昨日酷使しまくった足も意外と回復していてまだ走れそうだ。最初の430mの峠を超えると風雨が激しくなってくる。時々吹き飛ばされそうな強風と共に激しい雨に襲われ、ひどい時は目も開けていられない。この悪天候の中、すれ違うドライバーからは奇妙な目で見られていたことだろう。
時間はあいかわらずデッドラインギリギリで、時速20km出せればなんとか間に合うところを走っている。休む余裕はなさそうだ。
鳥羽に向かっての追い風と、Twitter仲間からの応援に背中を押してもらってるような感覚で、アドレナリンも出まくってるのか全く疲れを感じない。熊本600のラストでもあった感覚で、限界を超えた2日目とか3日目にやってくる。。うまく言えないけど。そんな状態を楽しみながら快調に進んでいると、突然、自転車の制御を失い、道路脇に突っ込んだ。マンホールの凹みが水たまりで全く見えなかった。
時速30kmくらいで突っ込んだ先には共産党の看板があって志位さんに顔面から激突した。ぶつかる瞬間の志位さんの顔が忘れられない。倒れ込んだ後一瞬間を置いて我にかえり、自分の体、次に自転車の状態を確かめた。体の方は顔面と右肩、内腿を打ってるみたいだけどとりあえず動くし、自転車はハンドルが曲がったくらいで、これも六角レンチですぐに直せた。これくらいで済んだのは間違いなくあの看板が衝撃を吸収してくれたからだ。ブロック塀に突っ込んでたり、崖下だったり、反対に道路側に行って対向車に突っ込んだりしてたら、、、そう思うとゾッとする。志位さんに感謝しなければ。
ここでの時間ロスは10〜15分くらい。もう無理かもと思いながらも諦め悪く次のpcを目指す。
pc7鳥羽には14:33着。4分足りずここで足切りDNFとなった。
1000kmへの挑戦は失敗したけど、大阪から和歌山、熊野、鳥羽まで、何度も諦めそうになりながら折れずにここまで来れたので後悔は全くない。昨夜の熊野で諦めていたらたぶん後悔が残っていたと思う。
鳥羽より先は今度は暴風向い風、寒さ、眠さに耐えなければならず、ここを通過しても京都にたどり着けていたかはわからないけど、1000kmを走り切れるかどうかほんとにギリギリのところにいたんだろう。
エントリー20名、出走13名、完走6名、DNF7名、という結果だったそうだ。完走された6名はやっぱりスゴイ。
それとTwitter仲間に今回もいっぱい応援してもらってとても励まされた。Twitterしてなかったら大阪で折れてやめてただろうなぁ。
いつもこんなヘタレを応援してもらって本当に感謝。次は絶対完走しよう!