今年は持病の治療のためブルベを控えててたんだけど、そろそろ大丈夫そうなので秋からブルベを再開。連続SRを続けるには気がついたら10月以降で300,400,600を走らないといけない状況になってしまった。スケジュールを考えると地元開催だけでは間に合わず、貯まってるマイル特典使えるなら遠征でも、ということでこの関東一周に参加することに。
川崎には昔2年ほど住んでたことがあるんだけど関東をチャリで走るのは初めて。神奈川→東京→千葉→茨城→栃木→群馬→埼玉→神奈川とぐるっと回るので7都県を2日で走破できるおいしいブルベだ。
伊丹からは飛行機で前日移動して前泊、神奈川の等々力公園がスタート地点。この近くに住んでたからいろいろ懐かしい。スタート地点につくと参加者が続々集まっていて順次車検が始まっていた。この日の出走は42人だったらしい。
今回の走行計画は表の通り。320km地点の水戸でスーパー銭湯に4時間滞在して、2日目に 残り280kmを走る。大きな山はないけど信号峠が多そう。信号峠を考えて平均速度は遅めに計算した。
ランドヌ東京さんはBフォームという独特の申請方法をとられてて省力化が図られている。ブルベカードも自分で印刷して持参、ここはちょっと味気ないけど人数分毎回印刷する方も大変だよね。
ローカルルールにも対応して車検は無事合格、Bフォームでのスタート申請もスタッフの方に教えてもらって問題なくできた。
6:00スタートするとすぐに多摩川を越えて東京都内へ。早朝なので車は多くないけどやっぱり信号には引っかかりまくる。300mに一回は止まる感じかな。市街地を抜ける50kmほどまでは15kmペース。早朝の銀座をチャリ集団で突っ走るのは気持ちよかった。しばらくお上りさん状態で写真撮りまくり。
幕張、千葉の工業地域を抜けるとようやく快走区間に入るんだけど、この辺からは5-8mくらいの向かい風、pc1がある山間部に入るまで思った以上に足を削られてしまった。房総半島の山間を超え、九十九里浜へ、ここからは低気圧通過に伴う爆風追い風区間。30kmほどを快適に進ませてもらった。ずっと九十九里浜を見ながら走るのをイメージしてたけどほとんど一般道からは見えなく、さびれた観光地の飲食店が印象的だった。
千葉の端っこの犬吠埼灯台220kmには18:00着。ここまで1ブルベはほぼ予定通り。思ったより疲れてるかな?
利根川を越えて茨城県に入ると予報通り雨がだんだん降り始めて雨用フル装備に。そのうち眠気も加わってきてかなりペースダウン、予定より1時間ほど遅れてしまった。途中、明らかに眠そうな感じの参加者に追いつくと、話相手に一緒に走ることに。島田さん、PBPに3回出られてる超ベテランの方でした。一緒に話しながら走っていると眠気もさめて、そのうち雨もほとんど上がり、ひたちなかのpc2に到着。310km地点0:00着。予定では水戸のゆるうむというスーパー銭湯に4時間ほど滞在するつもりだったけど、風呂に入れるのは1時までとのことでこれには間に合わなくなってしまった。仕方なくルート上の快活を調べると全て満席、、このpcで一緒になったメンバーにも聞くと4人全員、宿難民に。みんな計画が甘い!笑
5kmほどルートから外れたもう一つの快活を調べるとブース席なら大丈夫そうなので、3人でそこに向かうことに。1人は野宿するとか、、快活では滞在時間3時間、シャワー、洗濯もしたからほとんど寝れなかったけど、十分リフレッシュにはなったかな。4時にチェックアウトして3人そろってルートに復帰した。
2日目、雨はあがって北風に変わり、ちょっと寒めだけどカッパ1枚羽織っていれば全然大丈夫な程度。ここから緩い登りで宇都宮に越えるんだけど左膝外側の靱帯が痛み出した。寒さで筋肉が硬くなってたのと、前日に信号でストップ&ゴーを無限に繰り返したのが原因かなぁ。発進するときに重た目のギアのまま立ち漕ぎで踏み込むクセがあるんだけど、他の人見てると軽いギアでちゃんとサドルに座ってゆっくり発進してる。たぶんそのせいなんだろう。そこからヒザに負担をかけないように走るも一向に回復せず、30分から1時間の借金が全然減ってくれず気持ちが焦ってくる。
栃木県・宇都宮を通り抜けて群馬県・桐生480kmに到着。ほとんど都市部だからというのもあって借金はなかなか減らず30分のまま。途中、痛み止めの湿布と飲み薬をドラッグストアで手に入れた。
ロキソニンシートが効いたという話を聞いていたので。でもロキソニンシートは1時間ほどしても少し痛みが引いたくらいであまり効果は感じなかった。それから念のため一緒に買ったイブを飲むと15分くらいでウソみたいに痛みがほとんどなくなった。翌日以降もそれほどダメージが残っていなかったことを考えると、寒さで筋肉が硬くなったことが原因で一時的に靱帯が膝の骨に擦れてたのが原因だろうか。痛みのせいで余計に筋肉が硬くなって悪循環するような? ストップ&ゴーの繰り返しが原因だとすると翌日以降も痛みが残りそうだし。まぁ一つの解決策として自分にはイブは有効そうだ。
(ちなみに帰ってから嫁にイブが効いたという話をしたら、大した痛みじゃなかったんだねって笑。女子はもっと痛いのを我慢してるのか、、)
この辺りから昨晩一緒に宿難民になった3人で走ることに。1人はベテランの島田さん、もう1人は初めて600km挑戦の葉山さん。2人とも結構疲れていてなかなかペースが上がらなくて、ヒザがほぼ復活した自分が引っ張る感じに。
群馬→埼玉→東京→神奈川と延々と南下していくんだけど、田園風景のところもあれば信号峠、渋滞区間もあって、快適とまでは行かないけどまぁいい天気なので気持ちよく。
次のpc青梅は標高200m程度なんだけど、そこまで延々とアップダウンがあって予想以上にキツかった。後半に登りが多いと聞いてたけど終盤だと余計にきつい。でもラストのハイテンション状態で全く疲れを感じなくてゴリゴリ進んでいると、毎回登りのてっぺんで2人を待つ感じ。 タイムリミットギリギリの線を行ったり来たりでだんだん焦ってくるけど、励まし合って青梅565kmにようやく到着。借金ゼロ。
この先は渋滞やら信号峠が予想されるのでまだ余裕があるわけではなく、レシートを取ってすぐに出発。この先ゴール手前の滝ヶ原運動場では20時に通用門が閉じて通してもらえなくなるらしく、結構な迂回をしないといけなくなる。ここを通過できなければたぶんアウトなんだけど、なんとか閉門10分前に通過👍
あとは、ラストに蓮光寺というエグい登りを越えて、宿河原のローソンに到着。39時間36分、いつも通りのギリギリ隊でゴール。
満身創痍でしゃがみ込んで動けなくなっている島田さん。終盤キツそうだったけど諦めずに走り切った葉山さん(初600km完走おめでとうございます👏)。まだもうちょっと走れそうなくらいハイテンションな自分。全く知らないおっちゃんたちと仲良くなって、協力して走れてすごく楽しかった。最初、関東ってちょっと冷たいかな?って思ったけど全然そんなことないですね。
完走28人/出走42人/エントリー65人
平坦だけど意外とハードなブルベでした。
5年連続SRまであと400以上1本!